デザイナーのベーコンです
今月このデザイン本を買いました
やってはいけないデザイン
です。
この本は、タイトルに惹かれて何度も立ち読みをしましたが、購入まで至りませんでした
今回「この本良いよ!」勧められてじっくり読んだ所
デザインの基本を学ぶ良書すぎる!ことがわかりました
ぼくがこの本を何度も立ち読みしたのに買わなかった理由、どんな人におすすめなのかを書いて行きますね!
やってはいけないデザインとは
説明にはこのように書いてあります
素人デザインをほめられデザインに変えてきたプロが教えます!
本業はデザイナーじゃないのに、自分でデザインしなくてはいけない、
素人デザイナーさんへ。
素人さんがやりがちな「やってはいけないデザイン」と、
それを改善するためのノウハウをやさしくお教えします。
本書の著者は、素人デザイナーさんを多数教えている、本職のデザイナー。
実経験に基づく、素人デザイナーさんのリアル失敗ポイント、ココが惜しい!
というポイントを余すところなくレクチャーします。
チラシ、ポスター、プレゼン資料、広報誌。知っているだけで
仕上がりが大きく違ってくる知識とノウハウ。
「レイアウトに迷う」「色が決まらない」「フォント選びに悩む」
「かっこよく作れない」「素人くさい」など、お悩みを解決します。
ビフォーアフターで、どこをどうすると改善されるのかを
わかりやすく解説するコーナーも必見です。
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- 内容ここまで—
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そうそう、ビフォーアフターコーナーが面白いんです
▼ビフォーアフターコーナーはこんな感じ
※扱っている題材も、名刺、まつりのポスター、会社の資料などと現実に使えるものばかり
どうでしょうか?
作れそう!と思えるデザインが多いと思います
ぼくが、やってはいけないデザインを買わなかった理由
最初にも書きましたが、ぼくはこの「やってはいけないデザイン」を立ち読みは何度もしましたが購入はしていませんでした
今回は、購入しなかった理由、つまりこの本のデメリットから書いていきます
この本…
デザイン例がいまいちなものがあるんです…
たとえばこのページです
うーん…アフターもちょっとかたいデザインだなあ…
ぼくならもっと良いデザインが作れるかも…
なんて思っていましたが、この本を改めてよ〜く読んで思ったんです
あれ…ぼくはデザイン歴10年以上だから、このデザインはいまいちだと思うけれど…
このデザイン、一般的なビジネスマンにとって、最高に真似しやすいデザインだ!
この本は最初に書いてあった、「ノンデザイナーさんのもやもやをスッキリ解消する本」なんですよね
すみませんでした!
そう思ってみると、確かにこのページも事例としてすばらしいです
↓
よく地域のイベントとかでありそうなポスターが、すっきりしたデザインのポスターに変化している!
また、本の後半にはデザイナーが見ても「美しい…」と思うデザイン例も出てくるんですよ
▼例えば、これとか温かみがあるけど、かっこよさもあっていいポスターですよね
というわけで、ぼくはこの本を最初、デザイナー目線で「ビフォーアフターのアフターいまいちかなー」なんて思っていましたけど、それはぼくの勘違い
ノンデザイナーが、1ランクデザイン力を上げるための本だということがわかりました
そして、途中にはデザイナーにとっても役立つページがあるので、紹介していきます
デザイナーのぼくが好きなページ
ぼくが個人的に好きなのはこのページです
デザインの小さい技をまとめたページです
デザインって正解がたくさんあるんですよね、なので同じお題でロゴを作ったとしてもデザイナーによって違うものが出来上がります
みんな得意な分野があるので、人のネタ帳をのぞき見させてもらっているような気持ちになって嬉しいです
▼ぼくが書いたこの記事(ロゴの作り方)の応用編の1つだとも思います
www.baconjapan.com
ぜひ「ロゴの作り方」記事を読んだ後、やってはいけないデザインのタイトルデザインアイデア(28P)を試してください
さらに表現方法が広がります
フリーフォントのページも
あと、このページも好きです
普通の本は、モリサワとかTypekitのフォントなど有料のフォントの使い方を書いてあるんです、
ただこの本は違います
フリーフォントの説明をしっかりしているんですよね
ぼくのブログでも紹介している、源柔ゴシック、殴り書きクレヨンも載っていますね
▼フリーフォントをまとめた記事です
www.baconjapan.com
ぼくは、このような羅列されているデザインのページを飛ばしちゃうタイプです
ただこの、フォントのページは、読んでみてほしいですね
フォントのイメージを知ることで、様々なデザインに対応できるフォント対応力が身につきます(148Pです)
シンプル・おしゃれ、強い・かっこいいなどのフリー日本語フォントが紹介されています
この本でデザインを勉強する方法
この本は、どんな本かというと
おとなしいけど、デザインが上手な上司
みたいだな、と思いました
デザインに困った時、聞くと教えてくれるけど、自分で聞かないと教えてくれない(本だから返事しないよね)
ただ、ものすごくデザインの知識がある。
なので、「困った時に開く本」として使うのもいいと思いました
もちろん、普通にパラっと開いて、デザインのひきだしを1つ増やすのもOK
ただ、この本を1から読んだとしても、実用できるのは数割でしょう
実際にやってみないとピンとこない部分が多いと思います
なので、何度も繰り返し読んだあとは…
デザインに困った時に開いてみる
↓
デザインテクニックを手に入れる
↓
少しだけデザインのレベルが上がる
そんな本だと思いました
読めば読むほど、そして使えば使うほどデザインのひきだしが増えます
一度身につくとそれ以降は、デザイン作るのがが楽になります!
やってはいけないデザインの良いところ3つにまとめた
これまで紹介したやってはいけないデザインの良いところを3つにまとめました
1.実は様々な手法からデザインを教えてくれる
かなり工夫されていて、様々な方向からデザインを教えてくれます、例えば…
・名刺、ポスターなどの完成品のビフォー、アフター
・細かいパーツのビフォーアフター
・タイトルの手法を5つ、見出しの手法を5つなどパーツの引き出し
・おさらいクイズで(勉強しやすい)
・カラー編、レイアウト編などわかりやすくテクニックを分類している
様々な手法で教えてくれますので、自分にあった方法で勉強してください
ぼくはビフォーアフターコーナーが好きです
2.徹底的なビフォーアフター戦略
この本は、「完成品のポスター」も、「見出しだけのパーツ」もすべてビフォーアフターが見られます
言葉で言われてもわかんないことって多いんですよね
でもデザインを見て、その後に文字を見ると「スッと理解できる」ことってありませんか?
この本は、デザインの基本を理解するためのわかりやすさが詰まっています
3.徹底的な顧客目線
ビジネスマンのために名刺とプレゼン資料のデザインテンプレが載っていたり
「よくあるデザインの間違い」
を再現しています
買った人が「これなら使える!」と思えるように試行錯誤して作られたのがわかります
だって実際、あまりにかっこよすぎる文字の少ないポスターが事例だと…「こんなデザイン作らないし…」と参考にならないじゃないですか
学校で作る資料、会社で作る資料、大学に貼るポスター、自営業が使う販促グッズなどデザインが得意じゃない人にもできるように作られた本になっていいます
やってはいけないデザインを読んだ方が良い人
チラシ(お店、自治体やNPO、イベントなど)、社内プレゼン資料など、
デザインを自分で作る必要がある人。デザイン勉強中の社会人、自営業者、学生
つまり、デザイナーじゃない人に向けた、デザイン解説本です!
やってはいけないデザインを無料で読む方法
まずはこのページにアクセス
会員登録が必要ですけど、メールアドレスとパスワードだけなので簡単です
まず、「全文公開」の青いボタンを押して
ここに、メールアドレスとパスワードを入れると…
すぐに「やってはいけないデザイン」が読めます!
読めるのは10月2日までです!
じっくり何度も読んじゃいましょう!
さいごに
以上、やってはいけない無料公開記念(勝手に)レビューでした
もう一回まとめると、この本の良いところはこんな感じです!
・名刺、ポスターなどの完成品のビフォー、アフター
・細かいパーツのビフォーアフター
・タイトルの手法を5つ、見出しの手法を5つなどパーツの引き出し
・おさらいクイズで(勉強しやすい)
・カラー編、レイアウト編などわかりやすくテクニックを分類している
デザインは一度覚えると、ずっと様々な場所で使えます!(会社の書類もデザインですね)
デザイナー向けの本が難しかった方は、この本からどうぞ!
やってはいけないデザイン
▼ぼくの好きなデザイン本はこちらのまとめています
www.baconjapan.com
▼こちらのロゴの作り方でも、ロゴ作りの本を紹介しています
www.baconjapan.com