デザイナーでおやつ屋のベーコンです。
先程、イベントのポップのデザインを作っていて、悩んだ箇所がありました
しかし「これが正解だ!」と思える答えがありましたので共有したいと思います。
デザインが上手になるには、このような「小さなデザインの正解」を覚えることです。
「小さなデザインの正解」を組み合わせて「大きな正解」を作るとデザインがうまいね!と言われるようになります。
とは言ってもデザインに正解はなく「自分が(お客さんから聴いて)定めた正解」にたどり着けるという話です。
小さなデザインの正解もっと知りたい!
・デザイナーがどんな頭の中で「正解のないデザインを作っている」か知りたい人
・今や誰もがデザイナー時代!会社の資料でもイベントのチラシデザインを上手に作りたい人
・見せかけだけじゃなくて「集客や人に伝えるためのデザイン」を作りたい人
のために書きました!
イベント出店で使うジンジャーエールのポップデザインを作りました
ぼくは、夫婦でおやつ屋さん(焼き菓子、グラノーラ)もやっています。
今度、イベント出店の時に売るジンジャーエールのポップのデザインを作りました
最初工程を軽く書いてみます(頭の中を同時に実況しながら)
まず写真を撮ります
途中で「ストローあったほうが良いか」と思ってストローをつけたり
ストローの位置はどの辺がいいんだろう?と探りながら撮っていきます。
その他、写真を撮りながら考えたこと
・背景は白がいいのか?
・それともなにかがぼけている感じが良いのか
・ストローははみ出している方が良い?
などなど…
もちろん、最初から設計図が決まっていればいいんですが、急に思いついて明るいうちに写真を撮ろうと思って…
写真を明るくします
写真のうまい人が、
「今のデジカメは高性能だからある程度の明るさで撮れればあとは加工できるから」
と言っていまして、カメラ小僧ではないぼくはその言葉を信じています
使っているカメラはSONY a6000と単焦点レンズです
ソニー SONY ミラーレス一眼 α6000
ソニー SONY 単焦点レンズ E 50mm F1.8
Amazonにもチョイスされてるレンズじゃん!
レビューも星4.8じゃん!
Camera Rawフィルター使っていない人かわいそう説
ちなみに写真補正はPhotoshopのCamera Rawフィルターという機能を使っています
ライトルームのように、写真補正がまとめてできる機能です。(写真の右側の所でびよーんって補正できる)
この機能で写真補正が一気に楽になりました、CC以降のバージョンで使えます
Illustratorの「カラー変更」機能とPhotoshopのCamera Rawフィルターは最近の新機能なので知らない人も多いけどAdobeの2トップ機能ですからね
スピッツで言ったら草野マサムネ、ミスチルで言ったら桜井和寿です。
あ、駄目だ、2人例えないといけないのに一人フィーチャーのバンドしかでてこねえ…
おしとやかなデザイン
さて、本題今回のおしとやかなデザイン
おしゃれな雑貨屋さんにあるポップのデザインの雰囲気でいこうと思いました
このパターンは、おしゃれさと上品さがあるけど、埋もれない良いデザインだと思います。
いろんなデザインが作れます
はい、こんな感じです!
で、これで完成かな?と思ったんですけど、違和感がそれは…
下の350yen部分のフォントです。
上品なので細めのフォントだなと思って作っていたんですがなんかイメージと違う、世界観を壊していませんか?
その前は明朝体で作ってみました
うーん、これも世界観違うよね
デザインはフォントで決まらない
ちなみにフォントがどうだ、こうだと言っていますが
そもそも350yen部分のフォントがバランス的に大きくない?
と、思いません?
フォントの選択以前に値段の文字が小さければ、デザインとして良くなるのでは?
それ、多分正解です。
文字を小さくするとおしゃれに見えるけど…
今回の「おしゃれで、おしとやかなデザイン」という方向性だと
・文字小さめ
・文字細め
この2つの手法はおしゃれ、おしとやかさをアップさせることができます。
しかし、今回のポップ
外のイベント用なのです。
外のイベントに適したデザインを探せ!
外のイベントは、遠くからポップを見て、「あれ飲もう〜」と考えるはず
ここで「料金のフォント小さくする」というのは難しいのです。
また、今回のジンジャーエール、田舎町のイベントで350円はちょっと高いかと思っていて、「価格心理学の本」で読んだ
料金を堂々と書くことで、(後ろめたさを出さない)自信があるように見える
↓
ってことはおいしいのかも
↓
買おう〜!
となるのでは?と睨んでいます(こう、書くとバカっぽいけれど)
そんなことを思って選んだフォントはこちら
いかがでしょうか?
「おしとやか」なのか?と言うとちょっと違うかもしれないけれど、方向性的には邪魔をしていないはず。
そして太く主張している金額
これが、明日ジュースを売るための戦略にあったフォントなのかなと思いました
こう書いていたら、「おしとやかでおしゃれ」とはちょっとずれてしまったことに気づきました…
ちなみに「350yen」右下バージョン
こういうバージョンもそのあと作りました
このくらいパターンを作りました
お客さんの仕事ならもっとたくさん作っていますね。こんな感じで。
今回はこのデザインだけなら、かかった時間は1時間〜2時間位かな?
時間のわりにはイメージにあったものができたかと思いました
まとめ そして、比べてみる
上の2つどっちが良いですかね?
デザインにどちらが良いかというのはありませんが、どちらのデザインがどういう印象を与えるのかというのを考えると、今回のポップとして良い方がわかると思います。
左は全部真ん中寄せにしてることで「おしとやかさ」が高いかな?
右は「350yen」も大きいし、金額が遠くからでも見やすいかと思います。
どう思います?
応用編としてはこんな感じのも…!作っています、今度からこのパターンで店内ポップ作ろうっと…!
当ブログにはデザイン記事が色々あるのでぜひ見ていってくださいー!