この本やっぱりすごいわ…!
2019年以降デザイン勉強本で、No1にわかりやすい本を作り続けているのはingectar-eさんだと思うんです。余白、配色、レイアウト、フォントなど様々なジャンルで本を作り続けて来たingectar-eさんの新作がCanvaの攻略本だと知ってびっくりしました!
結論として、この本のポイントを3つにまとめると…
- Canvaでセンスのいいデザインを作る方法がわかる
- なぜCanvaだと良いデザインができるのかが書いてある
- テンプレートを変更するのを真似するだけで、デザイン制作の肝である雰囲気に合わせたデザインを作るがマスターできる!
特に↑の3つ目がすごいですね。今までのデザイン学習本と違って画像などの素材を用意しなくていいので、ただただデザインの学習に集中できるんだ…。
しかも、テンプレのデザインを変えていく中で自動的に学べる仕組みじゃないですか…!
そしてこんな人におすすめです!
デザイン制作には「Adobe Illustratorしか使わないよ!!」という普通のデザイナーも「Canvaでもこんなデザイン作れるんかい!」と思うはずです。
この本に沿ってやってみることで、デザイン発想力の新たな扉が開ける人も多いかと思います。
だってパス編集できないのに、こんなにデザインが作れるのよ。Canvaはイラレなどと違って素材やテンプレがソフトに組み込まれてるおかげで発想力が大爆発しちゃうのよ!それを楽しめるとCanvaをより使いこなせると思います。
アプリ1つでパパッとおしゃれにデザイン Canva Design Bookはどこがすごいのか3選
この本の構造を簡単に説明するとこんな感じ。
すごい所① 掲載されてるデザインのセンスがいい
Canva Design Bookに掲載されているデザインはすべて高クオリティでトレンドを抑えています。
さらに、Canvaの中に無数にある素材の中でも「どれとどれを組み合わせて使えばセンスよく仕上がるか」という感覚を養えるのもこの本のポイントです。
Canvaって素材を探すのが簡単ではあるけれど、素材が大量にあるのでどれを使えばいい感じになるのかわからなくなりがちなんですよね。
今っぽい色、仕事で使いやすい色やレイアウトがたくさん掲載されているのがCanva Design Bookの大きなポイントです。
すごい所② テンプレートをアレンジして「時短」&高クオリティのデザインを作れる
普通だとさ、
・「Canvaの使い方の本」だったり
・「Canvaですてきなデザインを作る」本
という発想になると思うんだけどCanva Design Bookはテンプレートからアレンジしてデザインを作る本なんですよね。
発想すごくない?
テンプレートからアレンジするのが一番早くてクオリティの高いデザインが作れるってことを教えてくれるめずらしいタイプの本だと思いました。
高クオリティのデザインを作るには、たくさんの試作が大事です。
CanvaにはCanva公式クリエイターが作ったテンプレート(出来上がったデザイン)が大量にあるので、デザインの試作が簡単にできます。作りたい方向性のデザインをテンプレートから試して、ダメならやめて違うデザインをまた試す…
つまり何度もアイデアを試し、デザインの方向性が合っているかを試すことが出来ます。
そのデザインの試作を何度も簡単にできることで高クオリティのデザインが時短で作れるのがCanvaです。
そしてCanva Design BookはそういったCanvaの強みを最大限に教えてくれる本だと感じました。
すごい所③ 自動的に「デザイン制作の本当に大事なキモ」が学べる仕組み
3つ目のポイントとしてCanva Design Bookがすごいと思うのが、
本に沿ってCanvaでデザイン制作をしていくことで
効果があるということです。
この本には「Canvaを使ったデザイン教育」という裏テーマがあるのではないかとすら思えました。
詳しく説明すると下記の画像の左ページでは…
そんな方法が解説されています。
もちろん、青空のデザインテンプレートのまま使ってもいいんですよ。
でも、夜のデザインっぽく変えるときに、フォントや装飾をどのように変更すべきか…そのあたりの手法や感覚を養えるのがこの本の最大のポイントですね。
デザイナーが仕事をしていくときに大事なことって、コンセプトを統一しながら、クオリティの高いデザインを作ることです。
この本ではセンスよく(クオリティ高く)かんたんにデザインを作ろう!みたいな本に見えますが、それだけじゃなくて、コンセプトに合わせながらクオリティの高いデザインを作ろうぜ…!を学習できる本でした。たまげたね。
Canva Design Bookの事例
Canva Design Bookではたくさんデザイン事例が掲載されています。
Canvaと連動した本なので、URLをコピペしてテンプレートを開き、解説どおりに作っていくことであっという間に自分のデザインを作ることが出来ます。
いくつか見ていきましょう。
このあと、いくつか事例を載せていきます。出版社様に許諾もいただきました!
元々は観光VLOGのようなYouTubeのサムネイルですが、レシピ系のデザインに変更して使っています。
もちろん、観光VLOGとして使うのもOKですし、レシピにするならこんなデザインがいいという、デザインの過程を勉強することが出来ます。
▼テンプレートはこちら
https://www.canva.com/ja_jp/templates/EAFlHTL4f7I/
かわいいポップデザイン
▼テンプレートはこちら
https://www.canva.com/ja_jp/templates/EAFexCSIoXQ/
Canvaのすごさと、Canva Design Bookのすごさ
Canva Design Bookは、Canvaの高品質なテンプレートの使い勝手のよさを最大限に使いつつ、センスのいいデザインを作る方法が載った本です。天才的なコンセプトじゃないですか。
だって、手軽にかんたんにセンスよいデザインを作る方法が書いてあるわけですから。
逆に悪いところを書くと、CanvaではAdobe Illustratorのようにパスを編集してオリジナルなデザインを作ることは出来ません。
でもさ、「簡単にある程度センスのいいデザインが作れるならそれで良くない?時短じゃない?」って場面はたくさんあるんじゃないかと思います。
特に自分で経営しているお店のデザインのような、
そんな人たちにより役に立つのがいいのがCanva Design Bookだと思います。
▼僕がデザインを学びたい人に「総合的に一番オススメ」してる本がけっきょく、よはく。などです。
おまけのコラム:Canvaの仕組みのすばらしさ
Canvaを使うと0からデザインを作るわけではなくてテンプレを改変して、自分のデザインを作るのが基本になります。(0からも作れるけどね)
しかも、デザインテンプレートは無限にあって1クリックで適用できるのが最大のポイント。
いいテンプレートがいっぱいあるからいいだけじゃなくて、たくさんのテンプレートを試行錯誤するのが楽なのがポイントです。
大事なのは楽に何度も試せること。(素材集のCD-ROMを読み込むのめんどいからやらないでしょ)
「デザインはたくさん作ってみて、一番いいものを出す」これが基本なんですよね。
作ってみたら「思っていたのと違う」とか「配色で行き詰まった…」とかなるのはプロのデザイナーでもよくあることです。
それなら最初から作り直せばいいんですけど、でも、一番最初からデザインを作り直すのは大変ですよね。
なので、Canvaのテンプレを使ってちょちょいとデザインをいくつか作ってみる。
何度も試してクオリティの高いもの(コンセプトに合ったもの)を見つけていく。それが非デザイナーにとって一番プロのデザイナーに近いデザインを作る方法だと思います。
まとめると…
です。
この記事を書いたベーコンが作ったデザインはこちらから見れますので良ければどうぞ!
その他関連記事