デザイナーのベーコンです
先日こんなツイートをみて「うんうん」とうなづいていました。
デザインする上で、依頼者にも最低限の協力義務はあると僕は思うんです。非協力的な丸投げスタンスはいかがなものかと。それでは、引き出せるものも引き出せないし、成果を上げる事など、とうてい出来やしない。
— ナイトウシュウイチ (@glassydesign) 2018年8月28日
今日はデザイナーあるある
・お客さんから素材がこない!
・お客さんが画像をなかなか送ってくれない
・ロゴはチラシからなぞってくれと言われた
などについて、ぼくの意見と対策方法を書いていきます!
お客さんが素材をくれない問題
「待っても待っても素材がこない…」
デザイナーなら誰でも経験したことある問題ですよね。
他にも
・期日になっても素材が来ない
・来たけど、画質が悪い
・素材がなくて、チラシからトレースする
あるあるすぎて、笑ってしまうと思います。
たしかにデザインを制作する時って、お客さんの協力義務ってありますよね
お客さんが協力してくれると制作のクオリティは上がる
デザイナーはみんな思っています
「素材を催促する仕事」に時間を割かずに、その分デザインのクオリティをあげるために時間を使いたいと…
デザイナーはお客さんのためにいいものを作りたいと心から思っています
それがデザイナーの使命だし、仕事だと思っています
デザインは、お客さんがお金を払うサービスではあります、だから「そっちで勝手にやってくれよ!」という気持ちはわかります
しかし思うのです…
お客さんがもう少しだけ協力してくれたらもっといいものを作れるのに…
そもそもお金を払っているんだから、そのお金をドブに捨てるようなことはしないでくれ!とすら思います
デザイナーっていいやつなんですよ
きっとお客さんの言い分
ただ、お客さんの言い分もわかるんですよ
「ロゴの画質!?それなに?わかんないよ!」
そもそも画質の意味がわかんなかったり
「締切!?デザインのプロなんだし、さっさとできちゃうでしょ」
とデザイナーを魔法つかいだと思っている人もいます
デザインは、たくさんのボツ案(頭の中も含む)の中、一つだけを納品することになりますから、
たった1つのデザインを作るのにどれだけ時間がかかるんだ!
という気持ちもわかります、いやすみません、実はたくさん考えてたくさん作っているんです…
あと、もう一つ、お客さんの言い分にこういうのもあると思うんです
これは、ぼくがフリーランスの戦略の本で読んだ話です
レストランのお客だとしたら?
例えば、あなたが休みの日にレストランに食事に行ったとします
メニューを決めて、注文した時にこう言われたらどうでしょう
「わかりました、ではそのメニューはお客様と一緒に作りたいと思います、着替えて、手を洗って厨房へどうぞ!」
「何それ!ワクワクする!」
というポジティブな考えもあるかもしれませんが(笑)、お腹が空いていて、ちょっと高くてもいいものを食べたいと思っている時だとしたら…?
「この店のプロフェッショナルな料理を食べたいんだよ、自分で作りたくないからこの店に来ているんだよ」
と思うはず…
お客さんとはそういうものなんですよね。
もちろん、これはレストランの話、デザインの仕事ではこれにぴったり当てはまるわけではありません
ただお客さんはそうやって思っていることが多いことをデザイナーも知っておく必要があると思いました
デザインの仕事の場合必要な協力
じゃあ、レストランとは違うデザイン仕事の場合の、お客さんの協力とはどんなものでしょう?
デザインの仕事の場合、「こちらで素材を用意します」というわけにはいきませんね
まずは、お客さんに用意してもらわないといけないです。
その時に、お客さんが素材をしやすいように、誘導してあげることがデザイナーのサービスとしてできることだと思います
まずは
・お客さんはレストラン感覚で、デザインをぱっと作ってもらおうと思っているのかもしれない
それは違うと説明してあげる、これが大事だと思います
そしてもっと、説明してあげるとお客さんとの関係もよくスムーズに仕事が進むと思います
・最初の打ち合わせ時に、素材を用意してもらうことで、スムーズにクオリティの高いものが作れることを説明する
・必要な素材のリストを用意する
・締切などをしっかり明記して伝える
曖昧にせず、遠慮することなく、「大事なこと」として伝えることで、うまく打ち合わせを進めることができます
まとめ
お客さんに協力してもらうための、方法を書きました
でも一定数いるんですよね「話を聞かない方」
交通事故みたいなもの…
運が悪かったんだ…
と諦めるという方法もありますが、他に対策としてできることもあると思います
それは自分をしっかりPRをして、自分のことが必要と思ってくれる人から仕事をもらうということだと思います
つまり
・webサイトにポートフォリオだけじゃなくて、なぜこのデザインになったのか?など背景を書いておく
・ブログに自分の得意なデザインについてなど考え方を書く
特にブログに、個人的なことを書きつつもデザインや自分の仕事の思いを書いていると、「どんな人なのか」ということを伝えることができます
サイト、ブログ経由から仕事をもらう、リアルの仕事でも、まず最初にそのブログを見てもらうと
・この人にはこの仕事は向いていないな…(いやな仕事がこない)
・この人になら仕事をお願いしたい!(いい仕事が来る)
自分のやりたい仕事が来るようになっていきます
少しずつ行きましょう!
▼こちらでもデザイナーあるあるを書きまくっています
www.baconjapan.com