2年前くらい、クラウドワークスに登録していました。
自分の実績を載せて、プロフィールを詳しく記入し登録していたら2週間で仕事をゲット!(しかも直でメッセージをいただきました)8万5千円の仕事でした。
8万5千円の仕事はこんな内容だった。
いろいろ言われている、クラウドソーシングですがいい仕事もあるんです。
ぼくは、登録しているだけで「あなたのデザイン使いたいっす」みたいなメールをもらえました。プロフィールの実績に、行政関係とか、めったにないカッコいいことをやらせてくれるデザインを、全面に出したのが効いたのでしょうか。
ちなみにその仕事をもらう前、同サイトで3件くらいコンペも出していました。(採用されると、仕事になるやつ)
それも、見栄えが良いように意識して尖らせていたので、それを見てくれたお客さんが、ぼくに依頼したいと思ってくれたようです。
受注した仕事の内容を公開します
いただいたメールは以下の様なものでした。
仕事内容
①1枚モノのWEB用ティザー
(First Viewで全て収まるようなサイズで良いです。サービスの概要だけ伝えます。)
アプリのロゴも考えて頂きたいです。
②Facebookカバー
(ティザーから切り出したものを掲載)
③Facebookページ用ロゴ
(画像の大きさが合わなければ加工が必要)
④twitter背景
(ティザーから切り出したものを掲載)
⑤twiter用ロゴ
(画像の大きさが合わなければ加工が必要)
⑥1枚モノのスマホ用ティザー
以上です。
今見ると、さりげなく「ロゴ制作」とか書いてあります。地雷感がありますね。
でも実際は、本格的なロゴというレベルではなく、簡単なものでした。
内容の割には8万5千円は、そこそこいい金額。東京価格を感じました。
何度かSkypeやメールでやりとりして、年末の12月30日に納品しました。
コンペにも参加したことがある
ぼくが受けた8万5千円の仕事は良いものだったけど、クラウドソーシングのコンペってきついんです。ぼくがやったのは名刺。
お客さんの指示書に書いてある名刺を作って、選ばれたら(多少修正して)お金がもらえます。
キツイのは、仮のラフ制作ではなくて、がっちりデザインまで作らないといけない。だからキツイんです。
だって、ぼくの採用されなかった案だって、そのままパクろうと簡単にパクれるんですよ。
デザインってその案件ごとに、カスタマイズするのが大変なんです。キモなんです。
たとえば長い社名ならインパクトもたせるのに、スペースが必要になってくる、優しそうな企業なら優しい色を使わないといけない、でも目立たせないといけない…
多方向から要望を、上手に形にするのがデザインなんです。
デザインじゃなくても、キツイらしい。
例えば、デザインというよりコンセプトみたいな企画を決める時だってそうです。
ネットじゃなくて、リアルな世界で、コンペがあったとします。
自分の(リアルの世界の)お客さんに企画を出すために、クラウドソーシングで企画を募集して、あとはいいとこ取りで企画を提出。
そんなずるをすることだって、やろうと思えばできるんです。
もし企画が通ったら、企画を考えたクラウドワーカーに、お金を払えばいい。通らなかったらごめんねーって言えばいい。
極端な話、いいとこ取りして、誰の企画かわからないようにして、クラウドワーカーにお金をはらわないってこともあるでしょう。
まとめ:ぼくにはよかったクラウドソーシング
そこから数カ月後。激安な仕事というか、もはやスパムじゃないか?と思う仕事のお誘いが多すぎて、クラウドソーシングを退会しました。
でも、あのままコンペも続けながら、実績を上手にみせていたらどうなっただろう?と未だに思います。
クラウドソーシングは難しいです。受注者もお金は稼げないことも多いし、発注者も実はなんの知識もなく発注するとひどいものができたりします。
でも、すごい革命的なことではあるんですよね。空き時間を仕事にできる!なんてインターネットの1番いいところがでているのではないでしょうか?
ただ光が強すぎる分、影が濃いというか…うまく調整していくにはまだまだ時間がかかりそうです。
あとね、まだ仕組みがうまくできていないということは、その分隠れたチャンスも多いのではないかと思ったりもします。